2008年「ぬかびら冬物語」


 なぁ〜んにもないけど「ホっ」とする。森に囲まれた「ぬかびら源泉郷」。

昨年に引続き開催された「ぬかびら冬物語」。今年はぬかびらをゆっくり楽しんでいただけるように、滞在型のプランで開催されました。
冬の糠平を体感できるアクティビティ、北海道遺産「タウシュベツ橋梁群」アーチ橋ツアー、凍った湖に穴を開けてワカサギ釣りを楽しむ「わかさぎ釣り放題」、「ぬかびら温泉スキー場」リフト半日券でのスキー三昧。この中の1つとバス代とのセット、または現地集合タイプのツアーが「ぬかびら冬物語」。バス出発地の札幌・旭川、そして帯広に留まらず、道内・道外各地からからの参加もあった2008年2月のぬかびら冬物語≠、WINGスタッフ・くどっちがご紹介します。

2月23日(土)
 前日まで続いていた十勝晴れをあざ笑うかのような、爆弾低気圧による全道的な悪天候ではじまった「ぬかびら冬物語」。
 現地でみなさんをお迎えする準備のため、朝から糠平へ向かいました。しかし糠平に近づくに連れ、雪深く、風強くなる天候。糠平ダムは映画のワンシーンのような状態。そんな中糠平で、みなさんの後来訪を待ちます。
午後1時、旭川からのバスが到着しました。長旅お疲れ様でした。

 旭川から来た方々は午後の時間を利用して、オプションの森の香水つくりに挑戦しました。エゾ松の葉を木の枝から丁寧に摘み、鍋の中に入れます。水を入れて鍋の中でえぞ松のエキスを煮出し, 逆さにした蓋で蒸留水を集めて香水にします。冷却には外にある雪を使います。まさにぬかびらの素材を使った天然の香水なのです!

 

 札幌班も悪天候の中ぬかびらへ到着、みなさんそれぞれの宿泊する宿へ移動していただきました。当日夜に予定していた、オプションのエコレールは悪天候のため中止、みなさまには思い思いの夜を過ごしていただきました。

 前日の悪天候はどこへやら、翌日は朝から快晴。早朝ウォッチングに参加のみなさまは厳寒のぬかびらの美しい風景を体験されたようです。

 

2日目の糠平は、天気は良いのですが、強風が吹きすさぶ天候。
当日はアーチ橋ツアーは危険を伴うため、2泊3日の方は無理せず翌日にとのガイドセンターの方からの言葉もあり、わかさぎに変更する方多数。みなさん元気に湖上へ出発!
既にたくさんの人がわかさぎ釣りをしてらっしゃいます。ぬかびら冬物語・わかさぎ班、早速湖面に穴を開け始めます。

 

穴を開けたらテントを張ります。湖の端の方ではありますが、冷たい強風が吹きすさぶ中での釣り、風をさえぎるものが必要です。みんなで力を合わせてテント設営後、いよいよ釣り糸を垂らします!
…しかし、今日はなかなかわかさぎが当たりません。「天気が悪いからかなー?」思わず穴を覗きこみます。

 

「やった!釣れたよ!」
「こっちも釣れたわ〜!」
ようやくみんなに当たりが出始めました。
寒い中3時間程のわかさぎ釣り体験、釣果はあまりあがりませんでしたが、みなさんとても楽しんでいただけました。

 

こちらアーチ橋ツアー組
湖上の強風による危険を伴う中、出発前にしっかり注意事項を聞き準備完了!糠平湖に向かいます。
湖上を歩く時はスノーシューを装着、これを履くと雪に埋もれません。ツアー前にしっかり準備運動、これからの強行軍に備えます。

 

まずは湖まで、エゾ松、白樺の樹海の中、道無き道を進みます。
途中ガイドさんが、エゾ松の年齢の数え方など豆知識を教えてくださいました。
しばらく歩いて、ようやく湖上に到着、遠くにタウシュベツ橋が見えますが、行く手を阻む地吹雪…生きて帰れることを祈って、湖上に突入!

 

歩くのを止めると急激に体が冷えるので、できるだけ休みは取らず行軍は進みます。しかし風が強いためなかなか進みません。しかもあまりの寒さに、デジカメのバッテリーも異常を起こしてしまう状態で、ずっと手袋の中で温めながら進みます。
そんな中、糠平湖名物「きのこ氷」に遭遇!湖上には多数のきのこ氷や、割れ目から突出した木の切り株が存在します。青く光る氷は神秘的な糠平湖の象徴ともいえます。
そして、ようやく「タウシュベツ橋」が眼下み見える丘の上に到着。撮影スポットでもあり、風もあまり吹かない場所なので、休憩も兼ねて撮影タイム!

 

タウシュベツ橋
このままの状態ではあと数年で風化してしまう、昭和の遺産。
言葉では表せない感動を味わえると思います。是非行ってみて欲しい場所です。
帰りはさらに地吹雪の中を進みます。まるで映画のワンシーンのような風景、あまりの風に、カメラの紐がレンズの前を揺れてます(笑)しかし、帰りは追い風だったため行きの半分の時間で帰ることができました。わかさぎ班と合流して旅も終了。旅の最後に珍しい「ゆきうさぎ」も見る事ができて、厳しい環境の中ではありますが、記憶に残るツアーを体験できました。

日が変わり最終日
前日、タウシュベツに行かなかった方たちや、追加オプションで行きたい方たちがアーチ橋ツアーに参加。前日とは違い、おだやかな天候の中でのツアーになりました。
また、ツアーに参加されないお客さんと、糠平の自然を写しに少しドライブ。美しい自然にレンズを向けておられました。

こうして、滞在型で行われた今年の「ぬかびら冬物語」は終わりました。
「来年もまた来るよ!」
そんな言葉を残して帰途に着いた、参加者の方々。また出会える日を心待ちにしております。
今度は是非、あなただけのぬかびら冬物語を作っていただければ幸いです。 ぬかびらへのお越しをお待ちしています。
冬のぬかびらは外気温が日中最低−20℃になることもあります。十分に防寒してお越し下さい。